サバイバー
実際にカラダに感じるなんともいえない「疲労感」と、片づけても片づけてもキープできない「徒労感」にじわじわやられていた日々。
それでも、惰性やあきらめで、動き出せないままでした。
そこに発動された仕事上の特命。
わずか数ヶ月のミッションでしたが、ライフの削られ方がケタ違い…
ハイストレス、ハイプレッシャーな状況で、脳をフル回転で次々とタスクをさばかねばならず、常に戦闘態勢というのか、ずっとファイティングポーズを取り続けてる感覚でした。
実際に常にアドレナリンが出まくっていたのか、視床下部の働きがおかしくなり、ストレスが原因とされる症状がぼろぼろと発症。
感情をころさないと職場にいられない、仕事をこなせないという状況だったので、メンタルもかなり危険なゾーンに入っていて、最後のほうは、いつ失踪しようか、と毎日考えてました。
なんとかミッションをクリアして元の仕事に戻った時には、「戦場を生き抜いて生還したひとはこんな心持ちじゃないのか…」とまで思ってしまうくらいには、ぼろぼろでした。
病気になって人生のリタイア手前まで追い込まれて、ようやく、こんな人生はいやだ、という危機感が生まれました。
不毛な日々
疲れてるし、ひとり暮らしだし、私がよければそれでいい。
そのはずなんですが、部屋が散らかったままというのは、やっぱり気持ちが休まらない。
混沌とした部屋の中で暮らしてる状態って、
片づけたほうがいいよね→片づけないと→でも面倒だな→やりたくないわー→でも片づけたほうがいいよね→片づけないと→でも面倒だな→やりたくないわー→でも片づけたほうがいいよね→…
っていうのが、他のことしてる間もずーっと頭の片隅、意識の中でループしてるわけだから、リラックスできるわけない。
外(職場)で疲れきってるのに、内(自分の部屋)に帰っても休まらない。
…不毛。
なんとかしたいと思いつつも、片づけのやる気もエネルギーもなかなか絞り出せない、そんな日々の繰り返しでした。
がんばりたくない
片づけに関しては、行動、習慣でも、精神的にも、負のループにはまったまま。
できないのは病気のせいなんじゃないか、とも考えてみたのですが、職場では几帳面なくらいにできてるんです…書類のファイリングや備品や職場の整理整頓。
むしろその手のことで評価されるくらいには、きちんとできてる、という矛盾。
ただ…仕事でほとんどのエネルギーを奪われてる、っていうのは、正直あると思うのです。
そういう「仕事で疲弊させられてる」って気持ちもあって、自分の部屋のことくらい頑張らなくてもいいじゃん、これ以上がんばりたくない…とも思ってました。
そう。
とにかく、これ以上、がんばりたくない。
それくらい、気持ちが擦り切れてました。
負のループ
昔から片づけがニガテで、急に思い立ってわーっと片づけては、あっという間にすぐに散らかる、の負のループ。
片づけの基本、「床や机の上にモノを置いたままにしない」というのが、とにかくできなかったのです。
やましたひでこさんの断捨離も、こんまりさんのときめく魔法も、とりあえず、片づけや整理整頓に関する本や雑誌はたくさん読みました。
読んで、その気になって、やってはみるものの継続できない…ダメウーマン。
できる人がいるのに、できない自分は劣ってる、恥ずかしいって思ってました。
何度やってもどうせできないんだから、やってもムダだなぁって、メンタルでも負のループ。
なかなか抜け出せませんでした。
最初の記事
ブログに書いてみたいことがあると思ったけれど、最初の記事って書くのがむずかしいですね。
こどもの頃からずっと片づけがニガテだったし、大人になってひとり暮らしを始めても、部屋が散らかってても別に気にならない…というタイプ。でした。
そう。「でした。」
過去形になりつつあります。
服とかクツとか好きなもの買ったらうきうきしてしまうし、モノが多い自覚もあり。
それが少しづつ変わってきたことを書いてみたいと思います。